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情報システム戦略

情報システム戦略とは,経営資源"ヒト","モノ","カネ","情報"の情報を有効活用するための戦略です。

IT経営力指標

IT経営力指標とは,企業のIT活用度合いを客観的に測るための指標で,経済産業省が策定しました。次の7つの機能を評価軸とし,4つのステージで評価しています。

・経営戦略とIT戦略の融合
・現状の可視化による業務改革の推進とITの活用による新ビジネスモデルの創出,ビジネス領域の拡大
・標準化された安定的なIT基板の構築
・ITマネジメント体制の確立
・IT投資評価の仕組みと実践
・IT活用に関する人材の育成
・ITに起因するリスクへの対応

この7つの指標それぞれが4つのステージに当てはめて客観的な評価とします。

ITガバナンス

ITガバナンスとは,ITの活用によりステークホルダー(利害関係者)に対して利益をもたらす組織の行動,能力のことです。システム管理基準では,"経営陣がステークホルダーのニーズに基づき,組織の価値を高めるために実践する行動であり,情報システムのあるべき姿を示す情報システム戦略の策定及び実現に必要となる組織能力である"としています。

EDMモデル

ITガバナンスにおける基準のJIS Q 38500に記載されているEvaluate(評価),Direct(指示),Monitor(モニタ)の頭文字をとってEDMと呼びます。

評価:現在の情報システムと将来のあるべき姿を比較分析し,ITマネジメントに期待する効果,必要な資源,想定されるリスクを見積もることです。
指示:情報システム戦略を実現するために責任と資源を組織に割り当て,期待する効果の実現と想定されるリスクに対処するようITマネジメントを導くことです。
モニタ:現在の情報システムについて効果の達成状況,資源の活用度,リスクの発現状況についての情報を収集することです。

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